和楽（会報誌）

賃貸借契約時において、賃借人が契約する保険の一つに少額短期保険があります。その少額短期保険について、ジャパン少額短期保険株式会社　代表取締役社長　木下純一様に伺います。

手塚)　早速ですが、御社の概要、成り立ちからご説明頂けますでしょうか。

木下)　私たちジャパン少額短期保険株式会社は、関東財務局の登録を受けた少額短期保険業者で、レスキュー損害保険株式会社の１００%子会社になります。平成１９年より営業を開始し、生活に密着した幅広い保険商品を提供しております。賃貸住宅の入居者さん向けの家財保険・賠償責任保険を主力商品としつつ、他にも自転車保険、弁護士保険、修理費用保険など様々な商品ラインナップがございます。少額短期保険業界で申し上げますと、弊社では取り扱いはございませんが、ペット保険が人気です。

手塚)　　業界内での位置付けや契約件数について、教えて下さい。

木下)　少額短期保険業者は全国で１２０社ほどあります。うち、家財保険・賠償責任保険を取り扱っている少額短期保険業者は50社ほどです。弊社は収入保険料で比較すると上位１０社に入るくらいの位置付けです。契約件数は年間約２０件ほどです。

【損害保険と少額短期保険の違い】

手塚)　　一般の損害保険と少額短期保険はどのような違いがあるのでしょうか。

木下)　少額短期保険は２００６年４月の保険業法改正により誕生しました。少額短期保険業者は、事業の規模が比較的小さく、保険金額が少額かつ保険期間が短期の保険のみを取扱うことが認められております。

続きは本誌にて…