「和楽」はオーナー様向けに毎月発行している会報誌です。
今年で29年目を迎え、賃貸経営に関する専門家の解説や、行政ニュース、セミナー開催情報など、お役に立つ情報を掲載しております。
東京都、神奈川県などの各市町村をはじめ、首都圏主要都市の行政担当部署にも配布させて頂いております。
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最近の民泊事情(2023.08)
今月号は、民泊の運営を手掛ける株式会社アンビエントの横山健一 様に、最近の民泊事情や今後の可能性について伺います。
空室対策の一つとして、共同住宅のオーナー様には特にご参考にして頂きたいです。
手塚) 横山さんには以前開催した「大家塾」の民泊見学ツアーで、ご協力頂いたことがあります。当時はコロナ前でしたが、コロナで観光客が激減し、民泊も大きなダメージを受けたと思います。最近はコロナもだいぶ落ち着いてきましたので、これからの民泊の可能性について伺いたいと思います。まずは、最近の観光客の状況について教えて頂けますか。
横山) 観光庁の「宿泊旅行統計」によると、2023年4月の延べ宿泊者数は4,554万人、5月は5,012万人でした。コロナ前の2019年5月の延べ宿泊者数は5,140万人、コロナ禍の2020年5月の延べ宿泊者数は893万人であったことから、2023年の宿泊者数がコロナ前に戻ったことが分かると思います。
手塚) 外国人観光客が、渋谷、新宿に多くいると最近思っていました。
横山) 日本は観光立国ですから、政府が諸外国に色々な情報発信をしていますので、日本に観光に来られる方が増えていると思います。ただ、中国に関しては、まだ団体旅行でしかビザが発行されていないため、観光客は今一つの状況ですが、間もなくそれも緩和され、中国人観光客がどっと増えることが予想されます。
手塚) コロナ禍の2020年~2022年は、民泊は大変なダメージを受けましたよね。
横山) コロナで、民泊業者はほとんど撤退しました。最近は、外国人観光客が増えているので、一度撤退した人が改めて参入するケースも増えています。
続きは本誌にて…