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相続

ご自宅とご実家の建て替え・リフォームのご検討を

読者の皆様、こんにちは。

今回は「ご自宅とご実家の建て替え・リフォームのご検討を」についてです。

 

 

大家さんは土地活用やアパート経営に気持ちが集中してしまい、ご自宅やご実家のことが後回しになりがちです。

快適な生活を営んでいただくための基本の一つだと思いますので、データで建て替えやリフォームの重要性・必要性について記載させていただきます。一番大切な「健康で長生き」は快適な住まいで実現しやすくなります。

まず、必ずチェックしていただきたいのが耐震性能です。

 

 

国土交通省の「阪神・淡路大震災による建築物等に係る被害」をご覧ください。

 

 

「現在の耐震基準を満たさない昭和56年以前の建物に被害が集中」と記載されています。

地震が来る前に、耐震性を満たしている住宅に建て替え等していれば、家族の命が救えたかもしれません。皆様のご自宅やご実家が、昭和56年以前の旧耐震基準で建てたままの場合は、お建て替えか耐震リフォームをお勧めします。家が古いけれど今のところ不便がないからと、そのままにしていますと、突然の地震に対応できません。

ご相談にいらしたA様は、母親が一人暮らしをしている実家が、地震がきたらひとたまりもなく潰れてしまうのではと心配していらっしゃいました。耐震性能が優れている住宅会社をお勧めし、その住宅会社で実家を建て替えて同居をすることになりました。

 

 

次にご覧いただきたいのが、消費者庁の「高齢者の不慮の事故による死因別死亡者数」です。

 

 

 

交通事故より「転倒・転落」「不慮の溺死及び溺水」で亡くなる人が多いのです。

ご夫婦で相談にいらしたB様は、階段から落ちて足の骨を折ってしまったそうです。狭小敷地の3階建てにお住まいで、寝室が3階にありトイレは1階と2階にしかないので、夜に必ず階段を使ってトイレに行っていたそうです。3階にトイレを作るスペースがありませんので、お建て替えか住み替えを検討し、階段が無い平屋への住み替えをご決断されました。

皆様のご自宅・ご実家は、バリアフリーになっていますでしょうか?畳のへりに躓いて転ぶことだってあります。断熱性・気密性の高い家でしょうか?お風呂での事故を防ぐために、温かい家にお住まいいただきたいです。

 

次にリフォームへの取り組み方法です。

国土交通省「リフォームの部位」をご覧頂きますと、キッチン・トイレ・浴室が上位3位であることがわかります。

 

ところが相談にいらっしゃるほとんどの方が、外壁と屋根を先にリフォームしていらっしゃいます。外から見て古いことがわかるので、外壁や屋根の塗装業者さんが熱心に営業活動をしているようです。営業マンの巧みな話術と熱意に負けて外壁や屋根のリフォームをしているのだと思います。

ただ本当にリフォームをしたいのが、キッチン・トイレ・浴室だとしますと、太陽光発電にしたり窓枠を取り替えたりして、外壁の塗り直しなどが発生し大きな無駄となります。業者に勧められるままに付け足しでリフォームをすると失敗することがありますので、全ての提案を受けて頂き必要な物だけ選んでいただくリフォームをお勧めしています。

以上です。

 

(著者:協会顧問 山本)

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