初回資産活用_導入編
資産運用とは自身の持つ資産を貯蓄・投資し、安定的に資産を維持すること。又は効率的に資産を増やしていくこと。資産には現金や金融商品などの流動資産と土地や建物の固定資産がありますが、当協会がサポートするのは固定資産(不動産)となります。
不動産は短期的ではなく長期的で継続的に運用することを目的とした財産であり、例外的には売買という手段もありますが、原則的には保有を前提として現有する不動産の価値をあらゆる手法で最大限に高めて活用し、有効活用が困難である場合はその問題を解決して、その運用益を確保することで目的を達成します。当協会では地主様や家主様がご所有の不動産に対して様々な活用法のご提案や運用の為の諸問題を解決へ導くご相談を承ります。
不動産運用について、大きくは三つの方法があげられます。
Ⅰ.賃貸借(土地賃貸借・建物賃貸借)による運用
Ⅱ.その他(事業用・居住用など自己使用に活用)の運用
Ⅲ. 売買(不動産同士や流動資産との変換)による運用
不動産の資産運用は、地主さんや家主さんでも心配なことが多いでしょう。まず、疑問に思うことは、不動産の資産運用で利益が本当にでるのかということだと思います。 実は、不動産運用には利益が出る以外のメリット(節税対策など)もありますし、不動産運用の独特なリスクもあります。それらを知った上で不動産運用をするのか、それとも不動産運用(活用)をせずに、不動産を売却して流動資産に変え運用益で資産を増やす、又は別の用途や地域に買い替えるなど、様々な選択肢を考えたほうが良いでしょう。
不動産は全く同じ形、同じ広さでも所在が異なれば、様々な要因に影響を受けて潜在的なポテンシャルが全然違うものとなります。地主さんや家主さんが所有する唯一無二の不動産の特性を十分に知り、ご自身の現在の環境とそれに対して何を望み何を解決したいかを明確にした上で、最適な運用方法を選択することにより資産を安定的に維持し効率的に増やしていけるよう当協会は情報を提供して参ります。
次回からは、実際の不動産の運用(活用方法)について触れて行きたいと思います。次回は、第一番目にあげた活用法である賃貸借による運用の土地賃貸借による資産運用についての情報を提供いたします。
(著者:関口)