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底地・借地権

借金ナシの賃貸経営_定期借地権①

◎主な土地活用方法を一覧にしてみると

今回から3回に分けて土地活用、中でも「定期借地権」についてお話ししていきたいと思います。

 

 

とその前に、皆様は「土地活用」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。買い替え? それともアパマン建築でしょうか?

まずは前段として、主な土地活用例を挙げてみます(下表参照)。紙面の都合でざっくりとしたポイントを記したのみですが、まずはイメージをつかんでいただければと思います。

 

<主な土地活用の例>

 

 

 

◎土地が持っているポテンシャル

土地活用を検討する際、何をいちばんに優先するべきでしょうか?

人それぞれ価値観があると思いますが、私自身は、活用の動機がいかなるものであれそれが事業として行われる以上、その土地が持っているポテンシャル(利益を生み出す力)を最優先すべきと考えます。

まずはその土地のポテンシャルを最大限引き出す方法を考え、その利益で足りなければ売却(買い替え)によって別の手段で利益を得る方法を考える。

それに加えて、固定資産税や所得税、法人税、消費税などの税金や借入維持コストを始めとするランニングコスト、そして出口としての相続、これらを考え合わせて検討するようにしています。

 

◎定期借地権で土地活用という選択肢

さてここからは「定期借地権」について書きます。

定期借地権は借地権の一種です。借地権とは、建物の所有を目的として土地所有者から土地を借りて使用する権利です。借地権付きの土地を底地と呼んだりもしますね。

借地権は借主の権利が強く、貸主(地主)側から契約を終了させることが難しい(土地が半永久的に戻ってこない)といった地主側のデメリットが多いことから、土地活用の選択肢としては望めないものでした。

そのようなデメリットに対処する形で創設されたのが、契約の更新をしないことが認められた定期借地権です。

土地活用として定期借地権を提案する税理士はあまりいないかもしれませんが、維持管理に困っている土地をお持ちの方は検討の価値がある方法です。次回から、詳しく見ていきます。

 

(著者:税理士 高原)

 

 

 

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