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ご相談事例

底地・借地権

借地人に相続が発生した際の地主の対応

  • 現在、借地人へ土地を貸している地主です。その借地人が亡くなり、その相続人が某不動産会社へ借地権の手続きを依頼しており、「借地権を買い取らないか」、もしくは「借地権の第三者への売却を承諾してもらえないか」の打診がありました。 他の借地権部分との一体利用等も考えていますが、何か相手の言いなりに乗るのも嫌なので、何か地主側の権利的なものはないのでしょうか?

 

 

【ご提案・解決法】

借地権部分について、地主様が取りうる手段としては、①借地権買取、②等価交換、③借地権を第三者へ売却することの承諾の3つの方法があります。

地主様は、ほかにも近隣で底地部分を保有されていることから、選択肢としては、①、②になろうかと思いますが、現実的には①借地権買取が多いと思いますので、その手続きについて説明します。まず、某不動産会社から、借地権売却の希望価格をヒアリングします。その後、地主様において、その価格が適正かどうか検証して、価格をすりあわせていく方法です。この場面において、「希望の借地権価格を下げなければ、地主は買わない。また、第三者への売却も承諾しないので、裁判の手続きをするしかなくなるがどうするか」と不動産会社へ回答します。不動産会社は価格を下げざるを得ない状況になりますので、地主さんが優位にはなります。

当協会では、その借地権価格が適正か検証する、借地権側の不動産会社との協議を地主様の代理人として対応することができますので、ご検討ください。