底地・借地権
借地契約の継続について
- 地主から土地を借りている借地人ですが、契約期間の満了時期が近くなっており、地主さんから底地買取りの打診があります。底地を買い取った方がよいのか、借地の更新契約をした方がよいのかわからないので、教えてください。
【ご提案・解決法】
旧法の借地権が存続している中で、底地を購入するのか、借地契約を継続するのかお悩みだと思います。
それぞれ、メリット・デメリットがありますので、その内容を踏まえた上で、決定すべきことだと思います。
(1)底地購入のメリット、デメリット
・メリット:底地を購入することで、土地・建物も借地権者の完全所有権となり、不動産の資産価値が上がる
・デメリット:底地購入時に不動産取得税、土地部分の固都税の税金が発生する。
(2)借地更新契約のメリット、デメリット
・メリット:土地の固定資産税・都市計画税がかからない。
・デメリット:借地権の売却、建て替え等に地主の承諾が必要になる。
更新料が非堅固建物の場合、20年毎に発生する。
借地権の資産価値が相対的に低い。
一般的には、底地を購入することで、資産価値の増大が見込まれること、自由に建て替え、売却が可能になることのメリットに重きをおき、底地の購入を決断される方が多いと思います。
個別に状況が異なりますので、上記メリット・デメリットを検証した上で、判断していくことが重要です。